SEOライティング実務マニュアル2022版(ライター編) | ムノログ 合同会社ムジンケイカクプロのITノウハウブログ
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SEOライティング実務マニュアル2022版(ライター編)

SEOライティング実務マニュアル Webマーケティング

SEO対策やSEOライティングの効果を知ると、検索結果の上位表示を可能にするWebライターは大きな価値があり、需要もありそうです。
ですが、どう書けば良いSEOライティングなのか?というのは、わかりにくい。

このページはWebライターのスキルの中でも、SEO対策に特化したSEOライティングにフォーカスした実務マニュアルです。

ブログを作って公開するのも、ほんの数分でできてしまうご時世です。
しかし、Webライターのように、始め方が手軽すぎる職業は考えもの。
何をしたらいいかわかりません。

この記事では、SEOライティングを通して学んだことを共有させていただきます。

読者対象

SEOライティングとは?という方、Webライター駆け出しの初心者向けに、あなたに必要な心構えや知識、やるべき作業が少しでも明確になれば幸いです。

弊社で行っているSEO対策、SEOライティングを、クライアント向けにまとめています。
ライティングのディレクション依頼の際にも、こんなことを考えてディレクションしている会社なのかと、発注判断の参考にされてください。

コンテンツSEOに取り組む際にも、ライター側が理解していると良いと思われる内容を早速紹介していきます。

SEOライティング習得のメリットとは?

Webライターが、自分の狙った検索キーワードで、自分の作成したコンテンツを検索結果上位に表示する。
これができると何がいいのでしょうか?

私は長年の経験から「アクティブなユーザーを獲得できる」ことだと思います。
むしろこれに尽きます。

来店して何もしないで帰るお客さんが100万人いても、お店にはなんの利益もありません。

買ってくれる人、動いてくれるアクティブなユーザーを発見するのに役立つのが、SEOライティングだと考えているのです。

もちろんその他のメリットもあります。
以下をご覧ください。

マーケティングの理解度を証明できる

コンテンツSEOやSEO対策が理解できれば、Webライターとしての強みが作れます。

SEOを理解することは、マーケティングの理解につながります。

Googleのビジネスそのものや、検索エンジンビジネスを理解することにもつながり、マーケティングの視野が広がるのです。

Webライターとして、書くことだけにフォーカスするのも素晴らしいことです。

ですが、そこにマーケティング理解が加わると、クライアントから見たあなたはライティングのできるマーケターになります。

Webライターとして強みができますね。

集客力がつく

SEOライティングができれば、ターゲットとなる訪問者をできるだけ多く、検索エンジン経由でメディアに誘導できます。

自分のメディアのアクセスが増えれば、自分の実績作りにもなります。

私のようにネットショップ専門の商品説明を書くライターですと、直接的に売上が上がっていくのを見ることができます。
この集客力とは、メディアへの集客力だけではなく、Webライターとしての自分への集客力もつくことになります。

例えばSEO対策という人気キーワードで、Webライターのあなたが検索結果1位を取ったとしましょう。
SEOを得意とするWebライターという肩書きで活動する際に、説得力や実績としてもわかりやすいですよね。
見込み客の大量アクセスも期待できます。

案件獲得とクライアントの満足度を高める、一石二鳥の方法になります。

広告を上回る自然流入獲得

インターネット上で公開した記事に、検索エンジンからの自然なユーザーの流入が増えるとどうなるでしょうか?

Google広告に代表されるリスティング広告を例に考えてみます。
検索回数全体の4%程度しか、広告がクリックされないページがたくさんあります。

SEO対策した検索結果からの無料の集客効果では、流入が30%を超える集客も見込めます。

クライアント側は、自社サイトの露出が増えることは大きなプラスです。
検索上位表示ができれば、商品を売り込む機会が増え、広告費が抑えられます。

マーケティング観点での成果を考える

SEOライティングとは、他人の悩みを知り解決できる人です。
ひとつひとつの悩みの市場価値を考える意味で、マーケティング知識が必要になってきます。

あなたがお店の店主なら、来店だけして何も買わない客で店が大混雑していたらどうですか?
来店してもらうのは嬉しいですけど、何も買わないのは困りますよね。

リード獲得をする必要があります。

何も買わないお客さんでも、たくさん集めればお店の認知度は上がるでしょう。
目立つところにお店のイチオシ商品のポスターがあれば、商品の認知度向上になります。

ところが、あなたは商品を買ってほしいと思っているのに、肝心の商品が売れません。
あなたは今すぐ買ってほしいのであって、いつか買ってほしいとは思っていないはずです。

SEOライティングには、マーケティングの要素が必ず含まれます。
狙った検索キーワードで検索結果上位表示をするということは、マーケットの理解と成果に対する考えが大事なのです。
消費者のニーズを理解しているからこそ、検索キーワードを定めコンテンツを制作することができます。

SEOライティングに正解なし

前提として、Google社の中の人でさえ、一部しかSEO対策のアルゴリズムを知らない上に、毎日記事の評価ルールが変わっています。

SEOライティングには正解がありません。
SEO対策に正解がないのですから当然です。

本当に正しいSEO対策は、Google社の内部のごく一部しか知らないことです。

SEO対策業者の行っていることは、過去から現在の検索上位表示の統計。
統計からこのやり方が効果的らしいというノウハウの集合知がSEO対策業者のSEOです。

本当の正解がわからない中で、弊社側も「こうしてほしい、ああしてほしい」とライター側に修正指示します。
お互いに気遣いがないと成り立たないのです。

SEOライティングの上質なサンプルを手に入れる方法

ライティングを覚えたいなら、一流ライターに自ら発注すればいいです。
営業方法、仕事の進め方や気をつけることなど、全てわかります。
というよりも、何故この方法を試さないで、教材を買ったりするのかが全く理解できません。

余談

弊社は、Webライターさんと仕事をする時に、簡単な案件からコミュニケーションを重ねます。
要望がお互いに正確に理解できる段階で、案件規模を拡大しています。

SEOライティングで相手がベテランであっても、弊社とのコミュニケーションは初めて。
要求されるレベル感も、他のクライアントとは違う。
コミュニケーションだけでも、あえて時間をかけるのです。

SEO対策とCTR

SEO対策として抑えておくべきポイントを、データから見てみましょう。

Googleのクリック率について知っていたすべてが(ほとんど)無効になった理由
公開日: 14.07.2020

その中でも意識するべきは、参考リンクのクリック率(CTR)。
CTRは、作業の結果に大きな影響を与えます。
検索結果の2位表示のページをクリックするユーザーが、1位表示のページと比べて、雲泥のアクセス差があるのは周知の事実です。

ただし、最初の10位以内の検索結果のCTR間の大きな違いはあまり知られていません。

Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid – SISTRIX

英語の記事で古いものですが、面白いデータになっています。

※この記事は検索結果のクリック率のデータとして引用されることがありますが、もっと見るべきなのはSERPの違いによるCTRの差だと思います。

SEOライティングで意識するべきは、クリック率(CTR)です。
CTRは、作業の結果に大きな影響を与えます。
検索結果にあなたのページが表示されても、クリックされなければどうにもなりません。

SEOでは狙ったキーワードで検索結果1位を取ることに価値があります。
ですが、クリックしてもらえるキーワードを選び、どう書けばクリックされるのかというのは悩みの種です。

SEOライティングでクリックされる記事を作る

SEOライティングは、Webライター目線や自分目線ではなく、ユーザー目線に立つことが重要です。

クリックされる記事は、悩みにストレートに刺さる言葉が使われています。
またユーザーすら気付いていない、潜在的なニーズに答えている記事まであります。

検索エンジンの上位表示をするために、しなければならないこととは何?

  1. ユーザーはわからないことや悩みを検索している。
  2. ユーザーの悩みを理解し、潜在ニーズも掘り起こす。

緊急性の高い悩みに対し、コンテンツで答えるのがSEOライティングといえるでしょう。
※諸説ありそうですが

潜在ニーズ

私は皮膚が弱いです。
そのため髭剃りが苦手です。
髭剃り負けをよくしてしまうからです。
ですから、よく剃れるシェーバーより、肌に優しいシェーバーを探します。

「シェーバー 髭剃り負け 肌弱い 肌に優しい」というキーワードを選ぶと顕在ニーズです。
ところが潜在ニーズとしては、もっと踏み込めます。
極論、髭剃り負けはヒゲが生えるせいで、生えなければいいと思っていますからね。
「シェーバー 肌弱い 肌に優しい」で検索したとして、ヒゲソリのデメリットに対し、脱毛サロンのメリットも大きいと記事にあれば、そこにニーズを感じます。

脱毛サロンを考えて検索したわけではないのに、シェーバーより脱毛サロンがいいかもと思わせる。
これが潜在的ニーズの掘り起こしになります。

ユーザー像を想定する

あなたの記事を読むのはどんなユーザーなのか、ユーザー像が想定できていることが大事です。
SEOライティングにはペルソナ設定が大事です。

小学生の女児向けに書く記事と、定年間際の男性向けの記事が、同じテイストになるわけはありません。
※いや、なることもあるかもし…。

年齢・性別・職業・家族構成・ライフスタイルなど、リアルにユーザー像を想定するとコンテンツの内容はより具体的になります。

検索ユーザーに答えを提示する

SEOライティングで書くべきは、答えです。

困っていて疑問があるから検索します。
答えがわかりきっていれば、検索はしません。
ユーザーは、1+1の答えを検索しないのです。
※数字について研究している人以外は

ユーザーニーズを探る

SEOライティングを可能にするには、マーケティングの視点が重要です。
自分の書きたいことだけを書くわけではなく、検索ユーザーのニーズを見越して記事を書く能力が必要なのです。

ユーザーニーズの実際

例えば「黒のワンピース」で月間の検索ボリュームが1000あったとします。

しかし実際に売れる商品は、黒だけでなく白も売れます。

黒のワンピースが欲しかった人が、よくよく考えて白を購入するのです。

黒のワンピースを探す人は何を考えていたのか?

黒だとスタイルがよく見えるのかもしれません。

白は膨張色で大きく見えますね。

そこで、黒のワンピースを探している人に、「黒のワンピースだけじゃない!白ワンピでスタイルアップする方法」などと提案できます。

街で見かける商品POPに答えがある

スーパーで商品POPを見たら、商品メリットが書いてありました。
そのメッセージがあなたの悩みにフィットしていたら、その商品を買いますよね?
SEOライティングに求められることが、まさにそれなのです。
悩みの解決方法の提案です。

POPも奥が深いものではあるものの、書くだけなら簡単。
大昔には、私も毎日商品POPを書いていました。

商品POPも徐々にうまくなっていくものです。
いきなり全てができる人はいませんから安心してください。

SEOライティングも徐々に上達していけばいいのです。

検索キーワード選定

検索キーワードを選定するとはどういうことでしょうか。

例えば、「かわいい雑貨」をテーマに記事を書くのではなく、「かわいい 雑貨 プレゼント 10代」などとしたらどうでしょうか?

前者の「かわいい雑貨」で検索上位することも大事ですが、物が直接的に売れそうなのは後者です。
「かわいい雑貨」を見たいだけの人より、購買アクションを起こしやすいユーザーを獲得するための検索キーワード選定を考えます。

考えるのはタダです。

キーワード選定の実際

Webライター側でSEO対策に向けた検索キーワード選定ができると、通常のWebライティング以外のプラスαの能力です。
SEOライティングは、クライアントにPRできることが増えますね。

自分のポートフォリオサイトでも、狙ったキーワードで検索上位表示ができれば、SEOライティングとしてのPRには充分ですね。
ここでは狙いたいキーワードが予め決まっている場合を想定します。

〇〇というキーワードで記事を書くとして、最初に気をつけるべきは表記ゆれです。
実際にGoogleトレンドをご覧ください。

実例キーワード

私は宅飲みと家飲みで、「宅飲み」を選択しました。
検索ボリューム(どのくらいユーザーが検索するかの指標)が少しでも大きい方を選択します。
本来は右肩上がりに検索ボリュームが増えているものがいいですが、絶対にこのキーワードは使いたかったのです。

表記ゆれ

狙うキーワードを「サーバー」と決めてしまうのは時期尚早。
「サーバ」と検索するユーザーを狙った方が望む結果が得られそうなら、サーバを選択すべきです。
PV獲得を含めた集客力からの意思決定なら、「サーバ」という言葉を含んだ「サーバー」を選択するのが正解かもしれません。
Chromebookもクロームブックと記載するほうが、検索ユーザーには優しいかもしれませんね。

お酒の種類で見る人気キーワード

「ウイスキー」であって、「ウィスキー」ではないですよね。
右肩上がりに伸びているのは日本酒か、ウイスキーか。

一年のスパンで見ると、ビール、ワインは通年検索されているキーワード。
冬場にビールの検索が下がり、ワインが伸びる。
日本酒の検索ニーズは、年末にぴょこんと伸びています。

私は未来を見据えて、日本酒の記事を書いてみます。

未来のトレンドキーワード

将来的に伸びが見込めるキーワードも、表記ゆれの作業途中に見つかります。
この場合は、同時進行で記事作成することをオススメします。
誰よりも先に、伸びが見込めるキーワードをテーマに記事を書いておくことで、先行者利益が見込めます。

SEOライティングのテンプレートを用意しよう

最低限のテンプレートはあっていいと思います。

型化しすぎもダメなんですけどね。

作業効率が上がれば、次々とライティングができるようになります。

ブログメディアをやると「SEOテンプレート」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
WordPressのデザインテーマで、SEOに特化したものをそう呼称したりします。

最低限の下地が用意できていれば、作業時にスタートダッシュできます。

SEOライティングのテンプレートを作ろう | 合同会社ムジンケイカクプロ

Webライターの参考書

私のSEOノウハウは実践で学んだことがほとんどです。
以下は、私が知り得た実践のノウハウに近い、おすすめのSEO関連書籍になります。

何冊も本を買う必要はなく、1冊を読んでしっかりアウトプットするべきです。
実践しなければ意味がありません。
学ぶばかりのインプットだけが多くても、アウトプットをしなければ誰にも評価されません。
他人に評価されるから実力がつきます。

SEOライティングのご依頼から実作業の流れ

ディレクション側の行動を知ってくれているライターは重宝されます。
そのため、弊社のディレクションの流れを踏まえて紹介させていただきます。
以下はあくまで流れの一例です。

  • 現状の問題の把握
  • 仮契約(テストライティング)
  • ターゲット設定
  • キーワード選定
  • MTG
  • クライアント側とMTGしながら構成案作成。
  • ライティング
  • 納品
  • クライアント側検収
  • 修正
  • 最終納品
  • リライトと新規記事投入

※弊社では、主にクライアント側でライティングし、弊社で修正をサポートすることもあります。

課題の把握

Webライターとして案件を見た際に、クライアントの課題が見えないことがあります。
MTGや検討を重ねて、プロジェクトとして何を目的にするのか明確にしていきます。

確認するべきこと

  • 納品方法
  • 納期
  • 文中で意識するキーワード
  • 誰向けのどんな記事を書くのか?
  • 文字数は?
  • 記事はですます調かである調か?

課題がぼんやりした発注もある

クライアントの案件内容がぼんやりとした発注には気をつけてください。
トラブルになりやすいです。
最終的に、クライアントから修正理由が希薄で感覚的な指示をされることもあります。
こうなると修正納品は不可能です。
なんでもかんでも案件に飛びつくのは危険です。

余談

弊社では、作業開始前から、クライアントに数度のMTGをお願いします。
「SEO効果が上がらないのは、他と比べて独自の情報がないから」という状況を未然に防ぎます。

駆け出しWebライターでも、案件内容に具体性があれば、最初は言われたとおりにライティングすればいいと思います。
手取り足取り指導してくれるクライアント企業も存在します。

クライアントに言われたとおりに書く難しさもありますが、言われてない問題点を見越して提案することができれば、継続案件が見込めます。

ライター側も思ったことは発言していかないと、世の中にライターはたくさんいるので、あなたの個性が埋もれてしまいます。

「とにかく書かせてくれ」という駆け出しライターさんもいるのですが、弊社ではお断りしています。
過去の経験上、100%の確率で「作業途中で音信不通」か「納品物の文体が稚拙すぎる」ということが起こりました。

MTGで何を聞き、何を話すか?というのは大切な作業です。

MTGから構成案提出

弊社では、コンテンツマーケティングについてMTGを繰り返します。

駆け出しライターなら、なるべくクライアントと親密にコミュニケーションを取るのがおすすめです。

書き上げた記事が、全くクライアントの意向を汲み取れていないと、全部書き直しという事態になります。

ここでMTGを繰り返し、記事の構成案を作成するために、いくつかの要素をクライアントに確認します。

構成案を作るためのターゲット設定

構成案を作成する際には、誰に読んでもらう記事なのかを想定します。

老若男女、職業、家族構成などわかりやすいところからターゲットを設定します。
40代サラリーマン独身男性向けに書く文章と、10代女性家族と同居者向けに書く文章で、内容が同じはずがありません。

ターゲット設定をしておくことで、キーワード選定時に想定を持って正しいキーワードが選べます。
キーワード選定をする際に、ターゲット設定してもよく、ここは前後しても問題ないと判断しています。

いわゆるペルソナと呼ばれるものを設定します。

構成案を作るためのキーワード選定

競合分析から、利益直結キーワードと集客用キーワード、テストするべきキーワードを、弊社では「戦略表」と呼んでいるSEOキーワード一覧にまとめて提出。

クライアントに狙うべきキーワードを提示いただき、そのキーワードで検索ボリュームがあり、競合サイトが少ないキーワードを見つけていきます。

構成例

SEOライティングのテンプレートを作ろう | 合同会社ムジンケイカクプロ

SEOライティングの文章構成と構成案の例 | 合同会社ムジンケイカクプロ

ターゲットとキーワードの選定を終えたら、記事構成案を作成します。

  • タイトル
  • リード文
  • 本文(見出し)
  • まとめ

というのがオーソドックスな全体構成です。

タイトルはとても大事ですが、クライアント側で何度も修正を重ねるほうが良いケースもあるので、これが最高のタイトルだというのは提案しづらいところです。

よくあるのが数字を含んだ記事タイトルです。

〇〇年決定版 専門家が選んだランキング〇選など。

リード文に関しては、リード文のオーソドックスな構成があります。

https://twitter.com/MKP3share/status/1392741299887902720?s=20
リード文って・・・

構成案にOKが出たら実際のライティングです。

最終納品後のクライアントの動きの例

まず弊社のメディア制作パターンです。

10記事から20記事を作って順次公開し、検索エンジンからのインデックスをしてもらう。
アクセス解析をし、今後の対策を方向修正し明確化する。
アクセスが集まるページをリライトしていく。
リライトしながら、他の記事へのリンクを貼る内部リンク対策を重ねる。

SEOライティングとデザインの関係性

SEOライティングを行う際に、ライティングを外注することもあります。
外注時に、記事中の画像(記事の上部にある画像・アイキャッチ)はライター側の任意対応にしています。
クライアントにも、画像は別途用意いただくか、ご依頼があれば別途見積もりとして、弊社でデザイナーに依頼することも可能としています。

画像を使い、見た目が良いほうが、ユーザーに情報が伝わりやすいです。
ただ、SEOライティングを作業単体で見ると、画像は不要です。
ライティング内容を編集校正することに力を入れるのが基本です。

リライトでの改善

リライトとは、加筆修正のことを指しています。
具体的なリライトの手順をご紹介します。

Google Analyticsを見る。(Search Consoleと連携)
過去30日間に設定。

集客→Search Console→検索クエリと進む。

表示回数上位で、ビュー平均1位のものは除外。
アドバンスフィルタ→平均掲載順位→超える→2と設定適用。
※検索順位1位相当はここでは現状維持の意

表示回数でソート。
表示回数が多く、クリックされていない記事テーマが見つかる。
この中で未対策の記事に絞って、追加施策を行う。

ユーザーがアクションを取りやすいキーワードに絞る。
〇〇 簡単
より
〇〇 プレゼント
の方が、ユーザーがアクションを取りやすい。
(アクション=収益になりやすい)

検索ボリュームを調べる。
キーワードプランナーへアクセス。
検索のボリュームと予測のデータを確認するからキーワードを入力。
過去の指標に切り替える。

リライトと新規記事投入

月の更新ペースを定め、目安を作っておく。
SNS共有と同時に、既存記事の加筆修正、新規記事の投入を行うことを繰り返す。
アクセス解析をし、今後の対策を方向修正し明確化する。

SEO対策が苦手な方へ

私はライティング自体のサポート依頼をいただく都度、その人に向いた記事の書き方を提案します。
その記事の書き方のひとつに、結論から書く方法があります。

大感動の結論を先に書いて、それを詳細に説明していく方法です。
例を出せと言われるので、ここで例を。

補足:職業ライターではないので、ライティングの基本はその手の本などで学んでください。
紙の本がいいです。
ウェブみたいに書き直したりできないので、書き手の気合が違います。

読者を最優先にしたnoteアクセスアップ|開始2ヶ月超|200記事11800ビュー超までのnote運用改善

これはタイトルが長いですけど、実験中に書いた記事です。
note アクセスアップで検索一位でした。
※調べてもらった時に下がってたらごめんなさい。そんなこともあります。

後ろは補足情報で、|で切るまでが重要という位置付けです。
まとめから書いています。

note アクセスアップ

私はnoteというユーザー数が200万人超え、常時利用ユーザーが2000万人級のブログサービスで、お金をかけず、アクセスアップのキーワードで検索表示順位の一位をすぐ取れました。
それはテーマを絞って記事を書いたからです。

またこのサイト、月額数万のサービスを使わないと、Googleなどの検索エンジンを呼び込むのに苦労するケースがあります。
私は苦労なく、狙ったキーワードで一位を取りました。
数日で検索結果からいなくなるかと思っていたら、だいぶ長いこと居座ってくれているようです。
※2020/06

マイナーキーワードでの検索上位獲得の意味

検索ボリュームが少ないマイナーなキーワードですら検索上位が取れないなら、他のキーワードではもっと無理です。

まとめと補足

主に2冊の書籍から得られるノウハウを抜粋し、自己のSEO対策経験と合わせて紹介しています。

検索エンジン表示順位でのクリック率の差

▽2021年参考
1位表示 13.94%
2位表示 7.52%

▽2020年参考
1位表示 22.73%
2位表示 6.40%

▼参考URL
【2021年最新】検索順位別クリック率!1位~10位のCTRは?|SEOラボ

SEO対策は1位表示に価値がある。
しかし、記事コンテンツのテーマを間違えば、検索されてもあなたの記事がクリックorタップされない事態になります。

Webコンテンツを作る4つのポイント

  1. 企画:一過性でないテーマ
  2. 執筆:ユーザーにアクションを起こさせる文章
  3. 編集校正:読みやすいこと
  4. キャッチコピー:インパクトがある

▼参考書籍
SEO対策のための Webライティング実践講座

SEO対策の無料ツールを見つける

自分の作業に合った、使いやすいSEO対策ツールを見つけましょう。

まずは、無料で検索キーワードの検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームとは、例えば月間でどのくらいのユーザーが検索するのかという数値指標です。
ボリュームが大きければ、よく検索されている検索キーワードです。
競合他社とのせめぎ合いが予想されます。

検索キーワードの人気度チェック

Google トレンド

画面の指示に従って、検索キーワードを入力してみましょう。
SEOとSEO対策という似たキーワードでも、検索ユーザーには大きな差があります。
検索キーワードの選定は、SEOに最も大切な要素となります。
なるべくグラフが右肩上がりで、将来性のある検索キーワードを狙いましょう。

ユーザーに呼びかけアクションを誘導する

ユーザーにはこちらから呼びかけなければなりません。
こちらがユーザーに何をしてほしいかを伝える必要があります。

エリア系:「美容室 代官山」「レストラン 渋谷」など場所を限定するキーワード
お悩み系:「ダイエット 方法」「転職 仕方」など解決方法を含むキーワード
購入系:「デジカメ 激安」「SEO対策 相場」など購入意思を含むキーワード
緊急系:「デジカメ 修理」「名刺 即日」など緊急性を含むキーワード

…中略…
また、アクションにつながるキーワードは、単一キーワードに何かした動機を表すキーワードがセットになっています。

▼参考URL
SEO対策のための Webライティング実践講座

Q&Aサイトを活用する

質問傾向や回答数の多さなど、感心が高い質問と答えには、多くのユーザーの興味が存在ます。
ターゲットを想定する際に、質問や回答しているユーザーのプロフィールを見ることもできます。
コンテンツSEOにおいて、ペルソナ作りがよりリアルに素早く行えるのもメリットです。

Webライティングにおいて、テーマに対して具体的な内容記述を求められた時にも役立ちます。

記事の構成やアイキャッチ画像作成に役立つ視線の動き

ユーザーの視線の動きを意識して、記事のレイアウトや画像の構成を考える。

短く均質なコンテンツで見られるグーテンベルグ・ダイヤグラム

ななめ読みが難しいコンテンツで見られるZパターン

多くのコンテンツ見られるFパターン

▼参考URL
SEO対策のための Webライティング実践講座

グーテンベルグ・ダイヤグラムは、本屋や雑誌のレイアウトです。
左上から右下へ視線が移動します。

Zは字の形そのままですね。
解説や学習を促すコンテンツの時には、ユーザーが1行1行しっかり読むことで、Zパターンの視線の動きになります。

Fパターンは、縦で全体を捉えながら、読みたいところだけ詳細に読む際の視線の動きです。
スマートフォンで縦にコンテンツをスクロールしながら、読みたいところだけ左右にスライドさせるような動きに近いです。

ファーストビューの3秒ルール

目の前のコンテンツを読み進めるか、他のページへ離脱するか、判断に3秒もかからないです。

それだけユーザーの目に入るファーストビューは大事です。
このコンテンツはユーザー自身に関係することなのだと瞬間的に印象づけなければ、Webライティングの価値は損なわれます。

▼参考URL
SEO対策のための Webライティング実践講座

記事タイトルのつけかた

ファーストビューに関連して、最も早い段階でユーザーの目に留まるものがあります。
それが記事タイトルです。

タイトルに重要な10パターンの演出

①自分事化…中略…⑩行動提案

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉

基本は以下。

  1. 読み手のターゲットを絞る
    「SEO対策は難しいと投げ出したあなたが、SEO対策で成功する方法」
  2. 読み手の周りの人にターゲットを絞る
    「あなたの上司が尊敬されない3つの理由」
  3. 書き手が持つ特徴からのギャップ
    月収3万円の極貧アルバイトから、年収800万円のITベンチャーに転職した私の方法
    胴長短足の私がフォロワー10万人のインスタグラマーになれた3つの理由
  4. 数字を使った説得力
    コンバージョン率1%台から2週間で8%超へ改善した、ネットショップ改善方法
  5. 情報網羅性
    これだけ読めば大丈夫。SEO対策大全-1000の技術
  6. 簡易性・即効性
    自宅で今すぐできる!脚痩せ5分エクササイズ
  7. 読み手の心情の代弁
    傲慢上司に伝えたい!部下の心が離れる瞬間10選
  8. 結果を伝える
    無広告で半年売上100万円超え。フリーランス複業で稼ぐPRのコツ(実話)
  9. デメリット
    今更聞けない、SEO対策の基本
    知らないと年10万損するフリーランスの税金の話
  10. コンテンツの活用方法
    見るだけで視力がよくなる絵本10選

参考文献