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Webマーケティング

未経験からのWebライターの始め方+おすすめの書籍と学習サイト

SEO対策とWebライティング Webマーケティング

Webライターに挑戦する理由は多々あれど、Webライティングを本で学びたい人を応援したい。
ここでは、私がライティングディレクションする上で困って調べた情報源や書籍・文献を網羅的にご紹介します。
Webライティングの中でも、SEO対策に特化したSEOライティングにフォーカスした内容です。

英語サイトもありますが、Google翻訳で充分に内容理解できるので問題ないと思います。

WebライターとITライターは違います

WebライターとITライターは違いますというお話だけ先に。

ITネタに詳しい人がITライターです。
Webライター=ITライターではないです。

たまに私もITライターさんと呼ばれてしまうのですが、うまく否定できないこともあります。
一般的に自然とITに詳しくなってしまうのがWebライターですが、ITネタの特化型ライターもいらっしゃるのです。

ライティングの最低限の知識

Webライターとして、このくらいはできていたほうがいいだろう。
そんな観点でいくつかポイントをご紹介します。

上質なWebライターの条件

弊社では、狙うキーワードの選定から、ライターの募集発注の代行・ディレクション・納品までを行っています。
文章の編集校正に加え、正しいSEO知識を元に文章を修正納品していく作業を代行します。

その中でクライアント側からよく質問されるのが、良いWebライターの条件です。

良いライターの条件がわかれば、自分でSEOライティングする時も外注する時も、プロジェクトの指針になります。

Webライターに点数をつけてみてわかったこと

弊社では数十人のWebライターさんと過去に契約しています。
独自評価基準を設け点数付けを行い、点数上位のWebライターさんに継続依頼をしています。

細かい評価ポイントは社外秘ですが、最も大事な評価は心遣いです。
納品物や作業方法に配慮があるか?です。

  • 弊社で納品方法を指定したとして、複数のパターンで納品してきてくれる。
  • 納期より圧倒的に速く納品してくれる。
  • 修正依頼から修正が素早い。
  • オリジナルの画像をつけてくれる。
  • 言葉遣いが優しく、こちらの作業がスムーズに進むように気にかけてくれる。

記事の内容修正も然り、気遣いができるWebライターなら、おかしな記事が納品されることはありません。

Webライターの必須アイテム「第一印象」

Webライターになるために最初に準備するべきもの。
ライティングのノウハウ本を買う前に、もっと大事なものがあります。
それが第一印象です。

第一印象の大切さにフォーカスすると、こんなデータも参考になると思います。
弊社では過去にWebライター50名ほどと契約しています。

そこで応募時の第一印象に関して実例を上げると、6割の人が印象に残りません。
2割は当たり前の行動をします。
残りの2割は、第一印象のためによりよい行動をします。

6割の人

6割の人は、定型文でアピールを送ってきます。
それだけです。
定型文を用意し、たくさんの案件に応募すれば採用確率が上がります。
※効率が良いのか悪いのかの判断は観点にもよりますが。

この定型文送信は、多くの場合で悪印象です。

アピールとは自己主張です。
PRは相手との関係性構築の意味合いがあります。
自己主張が強いのはいいのですが、取引をする際に自己主張だけでよいでしょうか?

6割の人の観点漏れ

あなたはスパムメールを隅々まで読みますか?
自分がそうしないのに、スパム的に大量に送ったメールに価値はありますか?
これ完全に、第一印象の向上としては観点漏れの対応です。

発注側のクライアントも、案件内容をライティングしています。
そのライティング内容を見て、内容に触れてくれているライターと、完全な定型文のライター。
どちらを採用しますか?

2割の人

2割の人は、定型のアピール文に加え、ポートフォリオとしてブログURLや過去記事のURLを送ってきます。
メッセージに加え実績の送信ですが、これは全然よくありません。
私はサイト改善の仕事もやっているので、余計にサイト構成に厳しくなります。
※弊社サイトの作りはいい加減ですが、他人に厳しい例ですね。

この2割の人達は、「これを見れば私の実力がわかるだろう」という主張とも言えます。
しかし「どこのなにをみて評価すればいいのか?」を相手に考えさせるのでしょうか?

残りの2割

より良い行動をする2割とは具体的にどんな行動をするかというと…。

納品前の応募段階で、発注側に納品時や納品後の未来を想像させてきます。
よりよい未来を想像させてくれる人は信頼できるのです。

弊社では常時契約状態にあるライターさんが4名ほどいらっしゃいます。
4/50です。
過去の契約者全体の8%が継続契約になっています。
継続した大きな理由は、実際にSEO効果があったからです。
ライター経験が浅い人もいますが、実際に出た結果で信用しました。

信頼と信用は違う

実績がないライターが実績のあるライターに優るには、信頼を勝ち取ることが重要です。

信用は過去の実績から生まれるもの。
対して、信頼は頼りになると信じる感情を含む判断です。

まだ駆け出しライターで信用はなくても、信頼はしてもらえるように自己PRを考えてみてください。

ライティングの本格的な勉強はそれからでも遅くありません。
よりよいPRをするために、自己紹介の手法を学ぶことです。
学ぶことが明確になると、学びの効率は格段に上がります。

目立つためのPR

これはEC、いわゆるネットショップの改善を行っていても、よく述べることでもあります。

想像してください。
Webライターの募集があり、そこにあなたが応募したとしましょう。
あなたはそこでどうPR(Public Relations)し、何を理由に目立つのかを考慮していますか?
それを考えないまま、Webライティングの勉強をされる人がいます。
効率が悪いです。

PRと実績

多くのWebライター志望者は「純文学的ないい文章を書けるようになりたい」作家なのではなく、「案件を取りながら成長したい」Webライターなのではないでしょうか?
稼ぐのが先で、実績を積みながら実力をつけていくというイメージではありませんか?
そのためには PR できることがなければいけません。

PRできることが、SNSのフォロワーが多いとかブログのPVが多いとか、数字でわかることならいいですよね。
伝わりやすい。
実績はなんでもいいんです。
つまらないことを面白く伝えるのもライティングです。

PRと提案

クライアントの案件内容を見て、これなら私にも書けそうだ。
私はこんな人でこんな記事を書けます。」とPRする。
その前に注意がありましたね。

自身の長所をPRしつつ、クライアントの悩み解決に直結するメッセージを送ることができますか?
それができれば、そのメッセージそのものがSEO対策の要点を抑えたメッセージになっています。

クライアント側は定型のPR文は見飽きています。
案件のために書かれた提案文か、そうでないかは一瞬でわかります。

クライアントに送る自分のメッセージも、自分のライティングの評価になるのだという意識を持ってください。

ベテランWebライターに提案で勝つために

あなたがSEOライティング案件に応募する中で、ベテランWebライターも同時に応募しています。
ですから、当然あなた(私も)は見劣りするので、案件応募から落選という繰り返しは当前。
しかし、武器があれば結果は違います。
他人にPRできる点を作るのは、自分に武器を与えることになります。
強力な武器を作って、ベテランと対等以上に戦えるようにしましょう。

では、ライバルに差をつけるよりよいPRを考えながら先に進みましょう。

Webライターとしてのあなたの強みはなんですか?

ライティングの継続力

ブログでも「50記事くらいなんとか書ける」と思ってはじめると、そうでもないです。
ポートフォリオとして、作業継続力があることを表すには、ブログの更新継続はわかりやすいです。

Twitterをマイクロブログという言い換えるなら、感情をつぶやくのでさえ続かない人は多いですよね。
SNSで継続力のトレーニングをしてみましょう。

継続するために必要な返報性の原理

SNSなら、いいねがあると嬉しいですよね。
共感を得たことに感動します。
自分が嬉しいことは、大抵は相手も嬉しい。
そのために自分から他人の文章を読み、読んだ感想を伝えたり、いいねをしましょう。

いいねが押される記事とそうでない記事の傾向が理解できてきます。

保存

この記事を知識としてお気に入りに入れたいとか、手元に残したいとか、瞬間的に思ってもらうことを意識します。

気づき

あっと思わせる気付きがあること。
記憶にも感情にも残ること。

説得力

記事内容の説得力。
自分の視点を切り替えて。
テニヲハに至るまで、力強い文章をポジティブに書く。

ペルソナ設定

予め想定したユーザーに、しっかりメッセージが届くこと。
狙い通りに誘導できること。

余談

ディレクション側から見れば、応募時点で目立てないWebライターなら、ライティング内容にも期待できません。
自分のPRもライティングできないのに、よい成果物が仕上がってくるとは思えないのです。

https://twitter.com/MKP3share/status/1395383920380702725?s=20&t=Zs1sgtBXdlxKdLJPVmXZLQ
弊社Twitterより「案件応募やテストライティングで落ちた」

校閲

残念なことに、石原さとみさんから教えていただけるわけではないのです。

校閲知識はライターもディレクター側も必須ですから、ある程度は学ぶ必要があります。

なぜなら校閲知識がないと、納品物の修正依頼の意味がわからないからです。

発注側の知識不足からくる的はずれな修正依頼もあるわけですから、少しでも勉強しておくことで、文章のこの辺が怪しいと気づけるようになっていきます。
相手の間違いも論理的に指摘できるようになります。

適切な言葉選びを学ぶ校閲講座 | 毎日ことば

自身のポートフォリオサイトを作ろう

自分のライティング能力を示すために、自分のブログメディアを作ることも、クライアントへの有効なPR手段です。

駆け出しライターさんへ

他サイトの文章をコピーしても、良い結果はひとつも起こりません。

クライアントの直接的な損害になります。
ライター全体の信用も落とす行為です。

作業量が多く、ひとりでどうにもならない時は、同業を頼るのもひとつの道です。

良い文章であれば引用して紹介するのもいいわけです。
書籍で学んだことも、一度自分の中で消化した知識なら、自分の言葉で書き直せもします。

文章まるごとのコピーは、クライアントに損害を与えるだけでなく、自分自身の価値も下げてしまうのです。
ご自身の可能性をなくすことにもなり、もったいないです。

意図せずコピーになってしまう場合もあります。
たくさんの文章を書いていれば、いつかそうなってしまう。

そのためにもコピーチェックは最低限のマナーです。
クライアントの検収の甘さがあれば、指摘してあげるのもライターの役目だと思います。

くれぐれもコピーコンテンツ制作に加担しないように気をつけてください。

クライアントの雇うライターさんでもよく見かけるようになりましたので、弊社よりのアナウンスでした。

SEOを理解するための無料ガイド

Beginner’s Guide to SEO [Search Engine Optimization] – Moz

このガイドは、Web サイトへの質の高いトラフィックを生成できる用語やフレーズ (キーワード) の発見から、検索エンジンに適したサイトの作成、リンクの構築、サイトの独自の価値のマーケティングまで、SEO のすべての主要な側面を説明するように設計されています。

Beginner’s Guide to SEO [Search Engine Optimization] – Moz

SEO Basics: Beginner’s Guide to SEO Success

多くの人は、SEOは難しすぎて努力する価値がないと考えています。
それは真実ではない。
SEOの基本は実はとてもシンプルです。
また、ウェブ トラフィック全体の 57.8% が Google からきているため、ウェブサイトを持っている場合は、学習する価値があります。

SEO Basics: Beginner’s Guide to SEO Success

SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル  |  Google Developers

検索エンジン最適化(SEO)は、ウェブサイトの各部分に小さな変更を加える作業が多くなります。
個々に見ると、これらの変更はちょっとした改良のように思えますが、複数の最適化手法を併用することで、サイトのユーザー エクスペリエンスやオーガニック検索結果でのパフォーマンスに著しい影響を与える可能性を秘めています。
このガイドでご紹介するトピックの多くは、ウェブページ作成の重要な要素であるため、すでにご存知かもしれませんが、まだ十分に活用されていないかもしれません。

SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル  |  Google Developers

いわゆるハウツー本に近い雰囲気で、詳細に解説されています。

SEOを学ぶ上での海外サイトの重要性

SEOを学ぶ上で、海外の最新情報を取得するのは有効です。

検索エンジン最適化(SEO)は、ウェブサイトの各部分に小さな変更を加える作業が多くなります。」とあるように、真新しい情報よりも自分のメディアの細かい点を見直し、初歩的な作業をしっかりと遂行することのほうが大事です。

故に私が個人的にわかりやすかった書籍はご紹介できますが、それを買えばいいということではありません。
媒体別の学び方の差を理解して、自分にわかりやすい言葉で書かれている書籍を見つけ、一冊手元に置いておくという感覚を大切にしてみてください。

SEOの書籍での学び方について

SEO関連の書籍購入を相談されることがあるので、ここによく伝えていることを記載しておきます。
「いい本あります?」という相談ですね。

SEO関連書籍の評価

AmazonのSEO関連書籍の評価を見たことがありますか?
ここでは、他人の評価に惑わされず、今の自分に必要な書籍を選んでほしいということを伝えたいです。

低評価のSEO書籍は買ってはいけない?

特に見てほしいのは、星が1などと低評価になっていて「初心者向けで新しい情報がない」とコメントがある評価のことです。
そんな時はGoogle社のガイドにある「すでにご存知かもしれませんが、まだ十分に活用されていないかも」という文章を思い出してください。
既知の情報を活用できているのかが大事なのであって、新しい情報が全てではないのです。

更に書籍というものの性質を思い出してほしいのです。

書籍は企画・執筆・校正編集・発売などと長期間の作業です。
あなたがブログで書籍と同じ文章量を書こうとすると、かなりの時間がかかるはずです。
また書籍は比較的多くの人をターゲットにしていることから、わかりやすい情報の羅列になりがちです。

初心者向けで新しい情報がない内容でも、基本がしっかり解説されていれば問題ないです。

書籍とインターネットメディアでは速報性の違いがあるので、書籍では当然に「新しい情報がない」はずです。
その上で「初心者向けで新しい情報がない」から評価1というのは、よくわからない評価です。
例えば、間違った記載があったら評価1は理解できますね。

Webライティングのテンプレート作成に有効な本

現役Webライターが選ぶWebライティングのテンプレート厳選10パターン【Webライター Webライティング】

上記の記事で紹介しています。
テンプレートを使って、効率的にライティングを進めたいなら必ず参考になります。