サイトの表示速度が遅くて何が悪い!
ランサーズ経由でもご相談いただくことがある、サイトの表示速度改善。
遅いからなんだというのだ?と思われるかもしれません。
しかし、サイトの表示速度は、早ければ早いほど成果に直結します。
2.より速いサイトは、人々がより長く滞在し、より多くを購入することを奨励します。
最新のモバイルページ速度データ-Googleで考える
モバイルサイトの読み込み時間をわずか10分の1秒短縮すると、パフォーマンスが大幅に向上しました。具体的には、コンバージョン率は小売で8.4%、旅行で10.1%上昇しました。
この記事は、売れないネットショップを作らないためのチェックシートから派生した記事になります。
チェックシートでは、ネットショップ改善の全体的な指摘を行っているので参考にしてみてください。
コアウェブバイタルとは?
コアウェブバイタルと呼ばれる指標があります。
Googleが定めた指標であり、検索ランキングの要素になります。
特にLCPと呼ばれるページ表示速度は、成果に直結してきます。
そして、ページ表示速度に関わる問題にCLSがあります。
CLS に関する問題: 0.1 超(モバイル)or CLS に関する問題: 0.25 超(モバイル)
Search Consoleを見ると、ウェブに関する主な指標という項目があります。
そこにCLS に関する問題: 0.25 超(モバイル)と警告表示が出てしまっていたら注意です。
これはCumulative Layout Shiftの略。
ユーザーがサイトを見た時の、視覚的な不安定さがあると知らせてくれています。
CLSで気になる不安定な動きとは?
例えば、大きな画像が挿入されたページがあります。
大きな画像は読み込みに時間がかかります。
ユーザーには、大きな画像が表示される前に、本文テキストが素早く表示されています。
本文を見たユーザーは、「続きを読む」ボタンをタップしようとしました。
その時に大きな画像が後から表示されます。
ユーザーが押そうとしたボタンが画面下に隠れ、広告バナーを間違えてタップしてしまいました。
画面内のレイアウトが大きく変わり、ユーザーが押したくない画像をタップしてしまうことは、悪質なクリック誘導と同じ状況を作ります。
対処方法
画像容量を抑えます。
ページ表示速度自体が改善されているほうが、分析がやりやすくなります。
その上で、画像の幅や高さなどを明示し、あらかじめ表示スペースを確保します。
広告画像や動画の埋め込みなども、CLSでの問題になることがあります。
CSSなどのコーディングが問題であることも。
何れも速度改善を前提に対処を進めていくと、問題が解消されます。
カバレッジ→「検出 – インデックス未登録」の対処方法
カバレッジ→「検出 – インデックス未登録」の対処方法例です。
検出 – インデックス未登録になっているページは、Google検索上にインデックスされず、検索結果に出てきません。
除外の理由
単純にGoogleのクローラーがサイト巡回している時に、サイトで遅延が発生してクローリングできなかった。
上記のケースは割愛します。
重複コンテンツ、もしくは内容が乏しいと思われている。
対処方法
- 内容の拡充(ライティング)
- 内部リンクを増やす
- カテゴリ構造の修正と見直し
カテゴリ構造の修正と見直し
話を掘り下げておきます。
サイト全体の設計として、カテゴリ構造がおかしいサイトは多いです。
似た商品が、別々のカテゴリにまたがっている。
似たカテゴリ名に、同じ商品が複数登録されている。
こういった雑なカテゴリ分けは、ユーザーがページ遷移した際に同じ商品を見ることになります。
わざわざページを移動して商品を見てくれているユーザーに対し、不利益な行動をさせてしまっています。
そのためカテゴリ構造を見直し、似たページが生成されないように対応していくことをおすすめします。
カテゴリ構造が整理されると、運営側もページ管理がしやすくなり、リライトも進みます。
カバレッジ→「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」の対処方法
Search Consoleでは、ステータス除外になっていると思います。
除外の理由
重複コンテンツ、もしくは内容が乏しいと思われている。
空のカテゴリ、全く同じ内容のページがある、URLが正規化できていない。
対処方法
- 内容の拡充(ライティング)
- 空のカテゴリは非表示へ
- canonicalタグを入れる
似たページの代表的なページを決める。
ページURLを、canonical設定。
修正箇所の確認手順
Search Consoleでサイト改善を進めていく、修正箇所の確認手順です。
Google砲と呼ばれる、Google Discoverにピックアップされるサイトも作れているノウハウになります。
カバレッジを確認
エラーになっているもので、改善ができるものがあるか確認。
構造上解消できないものは受容。
カバレッジの「除外」を確認
クロール済み – インデックス未登録
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
この2つは設定や構造により修正できる可能性があります。
ページ エクスペリエンスを確認
シグナルが下に出ています。
WEBに関する主な指標とあるはずです。
コアウェブバイタルに関して、評価が低いページが出ています。
確認し、対処方法を探ります。
Search Consoleからわかるコアウェブバイタル改善方法の解説 | 合同会社ムジンケイカクプロ
ウェブに関する主な指標
改善な必要なURLが多い場合は、まだ許容できます。
それがある日を境に0になり、不良URLに変わります。
改善を放置することで、ユーザーに不便なサイトが出来上がり、SEO評価が下がります。
サイトの表示速度を計測
最終的に表示速度が遅いと、ユーザーのサイトへの評価が下がり、SEO観点でも評価が下がります。
速度改善を考えると、改善作業の着手がスムーズに行なえます。
PageSpeed Insights
その他にも速度計測や分析はありますが、PageSpeed Insightsがわかりやすいと思います。
実際にこの数値を見て、改善依頼されるクライアントも多いです。
適切なサイズの画像
もっとも修正がしやすいのが画像サイズ。
縦横の大きさではなく、容量のことです。
画質を落とすのがわかりやすい対策。
無駄に大きい画像や、HTMLやCSSでサイズの指定されていない画像は、コアウェブバイタルの観点からマイナス評価になります。
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