経験からお話します
過去20年、若い頃から、ECサイトの売上UPや業務改善を数々行ってきました。
経験からの業務改善の実際をお伝えできればと思います。
失敗の正体と失敗への招待
何かを失敗にしてしまうのは、誰のせいでもなく自分です。
失敗は当たり前。
成功するために失敗する。
成功まで諦めずにチャレンジを継続する。
意味のある失敗をするべきです。
しかし失敗すれば損害が出ます。
この記事では、損害を最小限にし、成功確率を上げる手法を主に説明します。
問題提起と仮定が大事
業務改善を考える際、様々な問題が目に付きます。
それを解決するために案を出し、作戦を練る。
そして失敗します。
ここで大事なのは、失敗した原因が問題提起なのか?案なのか?ということ。
問題提起が間違っている
問題提起自体が間違っていると、失敗を重ねても、問題自体が解決されることはありません。
失敗から経験値は貯まるが、問題は未来永劫解決しません。
案は何度も間違えて失敗していい。
問題提起は、もしかしたら問題提起が間違えているかもしれないと意識的に思わないと、なかなか見直せないものです。
失敗に対する考え方
誰しも失敗したくありません。
ですが、必ず失敗します。
どんなに周到な準備をしても、失敗は必ずあるのです。
そのため、失敗したことを責めても仕方ありません。
失敗したのが他人でも自分でもです。
失敗したら次に行く
では、失敗した時にどうすればいいのかと問われたらどうでしょうか?
「次にいけばいい」だけです。
様々な失敗を経験していけばいいのです。
あるやり方ではうまくいかないことがわかったということになります。
失敗は続けられない
ところが、事業が失敗すると損害が出ます。
失敗を続けられなくなります。
成功するためには、たくさんの失敗を経験する必要があります。
しかし、一人の力で多くの失敗を経験するには限界があるのです。
そのために、メンターが必要なのです。
メンターから失敗経験を仕入れる必要があるのです。
順を追ってご説明しましょう。
絶対に失敗する方法を知っておく
何よりも先に絶対に失敗する方法を知りましょう。
それは、最初からすべてを他人任せにすることです。
「様々な業者と仕事したがうまくいかなかった」
というセリフが出てしまったら要注意。
業者と契約したのがあなた自身の考えなら尚更。
責任転嫁は解決にならない
失敗しているのはあなたの業者選定です。
業者側の責任にしている時点でおかしい。
こういったわかりやすい失敗をする人はたくさんいます。
自分に必要なものがなんのか?
考え切らないで、良さそうだという直感でアウトソーシング。
「専門外だからわからない。わからないから外注する。」
という論理ではいけません。
最低限の知識以上の知識が必要
自分が何を発注したのかもわからない状態では、業者側が発注通りに作業しても、あなたにとっては失敗なのです。
成功がよくわかっていないんですから。
成功を判定するために、あなたには最低限の知識以上の知識が必要です。
計画的に知識を手に入れた人の事例
今までの業務改善で、特別すごいと感じた人がいます。
その人はECをこれからやる人で、PC操作が全くダメでした。
苦手なんですね。
私はWordやExcelというソフトや、HTMLを教えていきました。
最初はかなり苦戦していたのが、1ヶ月もするころには、それなりに操作できるようになりました。
私のレクチャーから卒業です。
その人からは、レクチャー終了後も10日おきに、操作に関する質問がきたのですが、、、
Wordで自動化するには?
Excelで統計を出すには?
デザイナーへの発注方法は?
質問のレベルが上がっていきます。
その質問も、ただ聞くだけではありません。
「自分はこうしてみたのだが、うまくいかなかった」と努力した結果が共有されます。
その人はレクチャーから半年後に事業を起こしたのですが、売上規模が数億円のECサイトをあっという間に作り上げました。
業務改善に必要な質問力
業務改善には、質問力が大事です。
会社組織を例にご説明します。
質問力と言われると、スタッフや外部業者への丁寧なヒアリングだと勘違いされる方も多いです。
ここでいう質問力とは、ご自身のやりたいことへの自問です。
相談以前の問題
業務改善に失敗する場合、自分で自分のやりたいこと、その実現に必要なことの自問自答が足りません。
誰かに相談する以前の問題があるのです。
自身が求める理想の形があやふやなまま、他の人間に相談を持ちかけても無意味です。
よほどの天才でもない限りは、自身の考えを明確にするためには、時間がかかります。
時間をかけて、メンターに質問する準備をしてください。
メンターの重要性の例
有名な外科医の先生のお話をしましょう。
既に天才と称される外科医が、次にするべきことは何か?と自問自答しました。
その結果、メンターを雇うことにしました。
引退を宣言された他の外科医の大先生にメンターを頼んだのです。
結果はどうなったかというと、患者の術後合併症の数が減少しました。
自問自答した結果、優れたメンターを持つことが、自身の発展に繋がると判断したのです。
業務改善ができた好例でしょう。
天才外科医がメンターをお願いした人は、その道のプロでした。
稚拙な質問では、メンター側の時間を無駄に浪費させてしまいます。
このケースでは、天才という評価に甘んじることなく、自問自答を繰り返し、考えきってからメンターに依頼をしています。
その道の天才ですらそうしているのです。
あなたのビジョンがあやふやならば、メンターも力を発揮できません。
経験を共有できる強み
私自身、高級車一台分くらいは、システム開発で損失が出たことがあります。
失敗を知っています。
さらに、大小の企業、店舗をサポートしてきた経験から、たくさんのアンチパターンを知っています。
もともと代理店さんや知人からの紹介案件ばかりを対応するスタイルで、20年ほどやっています。
経験を共有できます。
業務改善をする前に自身を高める
私は多くの人が携わる会社での業務改善も、1人企業への業務改善もやってきています。
その経験からあなたのメンターになれます。
あなたが天才ではないなら、いきなり業務改善に取り掛かってはいけません。
明確なゴールを設定しましょう。
そのために相談相手が必要なのです。
相談相手がいることで考えがまとまります。
相談相手がいずれメンターになるかもしれません。
何事も準備が大事
こういった記事を書く際もそうです。
ライティングをする際に大事なのは構成です。
上手なライターはいきなり書き始めません。
構成を考えてからライティングをしていきます。
準備が大事なのです。
まず自身を高めるべき。
多くのメンター候補と会話をしてください。
より良い業務改善は、自身の改善の先にあるのです。
自分の考えをまとめてから、多くのメンター(助言者)と話してみて、自分の考えをさらに明確にする必要があります。
メンターはひとりでなくてもいいのです。
プロ野球にも、打撃コーチと守備コーチ、その他専門のコーチがいるように、様々な専門家の意見を聞き、自分の中で消化する必要があります。
業務改善の成功とは?
業務改善の成功とは、自身を高めることと、そのビジョンの明確さ、メンターの選択の重要性から成ります。
より良い改善のためには、失敗経験を買うような度量が必要なのです。
弊社ではメンター業務に加え、ビジョンの明確化と失敗経験の共有、実際の実務までを一貫して行えます。
なにより先に相談窓口を作っています。
あなたにメリットがあるかどうか、よくお考えになってご相談ください。
参考書籍
予定通り進まないプロジェクトの進め方
億を売る『LP理論』: 〜最高の見込み客リスト獲得ランディングページ教本〜
会社のホームページはどんどん変えなさい ―――この本のやり方で売上が1年で6億増えた
残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する
本文中でご紹介した外科医の先生の例もこちらの書籍に含まれています。
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