Shopifyで売れないショップを作らないために!
ランサーズのShopify Partner Boot Camp: Japan 修了者が語る、Shopifyのちょっとした話です。
Shopifyとは?
Shopifyは人気のあるeコマースプラットフォームです。
弊社クライアントにも人気ですね。
ページ情報更新と機能拡充の柔軟性部分が、成果に良い効果を与えているようです。
ショッピファイ【SHOP】:詳細情報 – Yahoo!ファイナンス
利用者数
実はNetflixのショップもShopifyなんですよね。
多くのブランドからも信頼されているECプラットフォームの1つですから、事例などの情報も豊富です。
越境ECでアメリカを対象に販売する場合、Shopifyのシェア率が高い事自体も判断材料になるはずです。
ShopifyとWordPressの比較
メリット・デメリットを語る上で、WordPressとの比較を求められることがあります。
コスト
Shopifyの契約プランや、WordPressサイトのサーバ料金や維持費は、そのサイトの構築内容によるのでなんともいえません。
例として、WordPressそのものは完全無料で運用することもできますが、Shopifyはお試し期間を除けば有料です。
さらにShopifyのデメリットとしては、追加の有料アプリ利用を行うと月額維持費が上がってしまうかもしれません。
WordPressは基本システムの利用料金がありませんから、サーバやドメインの維持費を検討すればローコストです。
WordPressにも有料テーマや有料プラグインはありますが、Shopifyのほうが有料アプリの出番は多い印象です。
WordPressの脆弱性
WordPressは、企業公式での表立った導入はほぼ無理かと思います。
ITセキュリティの工数が大きく膨れ上がります。
Shopifyは比較的に安全で効率的なプラットフォームといわれています。
それでも検索スパムなどの対応には追われます。
Shopifyはセットアップが簡単
Shopifyを始めることは手軽です。
あっという間にストアを作ることができます。
数分もあれば、サイト構造が整理されたショップが開店できるのは魅力です。
WordPressはセキュリティ面も含め、アクセス権限などをコントロールしはじめるとサーバの知識が必要です。
EC機能
ShopifyはECのプラットフォームなので、標準でEC機能が揃っています。
WordPressはブログのプラットフォームといっていいと思います。
ブログプラットフォームにEC機能をつける場合、プラグインに頼ることがほとんどのはずです。
WooCommerce – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語は人気です。
このプラグインには、ECサイトの必要な機能のほとんどが含まれています。
WordPressはECサイト構築でも有力な選択肢になります。
Shopifyのレポート機能
Shopifyには標準でマーケティングに関するレポートが備わっています。
あまり言及されない部分ですが、私は便利な機能だと思っています。
Shopifyのマーケティング自動化機能
マーケティングオートメーションとして、カゴ落ち防止策の自動化なども管理画面から確認できます。
正直、これは楽です。
WordPressはコンテンツマーケティングに強い
SEO対策などのコンテンツマーケティングを行う場合、当然ですがWordPressは強いです。
記事の作成から公開、リライトにかかる作業までのUIが優れており、扱いやすいです。
Shopifyでは、記事LPなどを作る際にはWordPressに劣っているとは思いませんが、コンテンツマーケティング全般に関わる部分だと、WordPressの専門性が上回ります。
実際に大量の記事を流し込んだShopifyサイトを担当したことがないのも、この判断の理由になっています。
Shopifyの場合、商品数を増やしてキーワードの網羅性を増やしていくクライアントが多いためです。
WordPressとShopifyの共存は可能
WordPress記事に、Shopifyライトプランでカート機能を埋め込めます。
そのためあなたがコンテンツマーケティングにWordPressを使いたいなら、カート機能だけをWordPressに埋め込めばいいのです。
ストアデザインのカスタマイズ性
ShopifyはLiquidという言語を使ってカスタマイズします。
WordPressのカスタマイズに慣れていると、Liquidを見慣れないうちは違和感があるかもしれません。
テーマテンプレートの選択肢はWordPressのほうが多く、カスタマイズの情報も豊富です。
Shopifyで、ECサイトを意図したデザインにする場合、利用テーマの選択肢は限られます。
サイト上で一定の世界観を作りながらブランディングしていく際に、WordPressは隅々までカスタマイズできるため、その点でもWordPressが有利です。
ストアの機能拡充
WordPressにもShopifyにも、アプリの相性問題があります。
その前提があっても、WordPressの機能追加におけるカスタマイズ性に、Shopifyは劣るといえます。
特に内部SEO対策をする場合に、ShopifyのURL構造や階層が深く作れないことの理解がないクライアントで、デメリットになるケースがありました。
Shopifyでコンテンツマーケティングを行う場合、事前のサイト構造の整理が重要です。
WordPressでもサイト構造の整理は必要ですが、Shopifyは構造に制限があります。
SEO対策
よく相談されることにShopifyのSEO対策があります。
Shopify内でもSEOはある程度テンプレート化されているので、使うキーワードを間違えなければ、それなりの成果が出ます。
WordPressはSEO対策にも特化しているため、WordPressのほうがSEO対策に対して強いといえます。
メリット・デメリットのまとめ
コンテンツマーケティング偏重であれば、WordPress。
ECビジネスを拡大する、越境ECまで踏まえればShopifyだといえます。
コンテンツマーケティング主体でWordPressを運用し、WordPress記事内にShopifyカートを埋め込むこともできます。
Shopifyでショップを運営しながら、WordPressから集客するクライアントもいらっしゃいます。
商品=コンテンツであれば、Shopifyを選択することで、サーバ維持やカスタマイズの工数が削減されます。
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