【ECサイト改善】全ジャンルのECショップへの共通アドバイス | ムノログ 合同会社ムジンケイカクプロのITノウハウブログ
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【ECサイト改善】全ジャンルのECショップへの共通アドバイス

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ECサイトの売上を伸ばすための大前提のアドバイス

経験からも、売れるためには「販売プロセスの整理」「ユーザーに優しい構成」「ショップへの情熱」が必要です。

これをショップ上で表現できていれば、どこで宣伝しても内容に齟齬がなく、強い呼びかけを顧客(ユーザー)に対して訴えることができます。

商品が売れないと嘆く前に

もし、ご自身の思ったように物が売れていないのだとすれば、「メインの集客方法」と「ネットショップのコンセプト」「対象ユーザーのペルソナ(人物像)」を見直すことで、商品が売れる土台が作れます。

ショップに「売れる理由」を作ってあげるのが商売繁盛への近道です。 
売れる理由を作るために、ショップにはわかりやすいコンセプトが必要です。

コンセプトが「とにかく安売り!」となれば、

世界で最も安いのか?

どの商品の価格が何円安いのか?

ということが、サイト上でユーザーにわかる形で表現されていないといけません。
コンセプトがはっきりしていれば、「激安閉店セール全商品99%OFF大安売り!!」などと打ち出せます。

ショップの内容を一瞬で判断するインターネットユーザーには、わかりやすいインパクトがないと、あなたのメッセージが響きません。
インパクトのあるキャッチコピーを作るにも、サイトのコンセプトが決まっていないと、内容がブレてしまうのです。

ECサイトの売上を向上させるための方法論

あるひとつのことを徹底的に理解することでも、成果は出ます。

要するに「数値分析を全くしなくても売上を出している人はいくらでもいる」ということです。

広告の画像作成がやたら上手であるとか、ストーリーズ投稿がとても人気があるとか、そんなことでも収益は安定します。
これは、徹底的に特技を磨いた成果といえます。

▽理想の売上げアップに繋がるタスク

土台を作った後に、何をすればいいのか。
これは経験からも、商品がスムーズに売れていくためには「サイト上の販売プロセスの整理」「ユーザーに優しい構成の追求」「自分のショップへの情熱を持つ」が必要です。

これをショップ上で表現できていれば、どこで宣伝しても内容に齟齬がなく、強い呼びかけを顧客(ユーザー)に対して訴えることができます。

サイト改善コンサル業務の初回に見直していること

  • コンセプトを明確にする。
  • ターゲットを明確にする。
  • ターゲットに近い人をSNSで見つけ、趣味趣向を理解する。
  • ショップ上にユーザー目線の情報を反映。
  • ターゲットユーザーの普段遣いの言葉を使うこと。
  • 広告開始時には、販売のためのデータを取っているのだと理解する。

常に検討していただきたいこと

ユーザーの商品購入前に、購入までのステップがわかりやすいこと。
購入後のトラブル時にも、ユーザーがとるべき行動と、ショップの対応方法がわかること。

上記を常に検討し、ユーザーに伝えてあげてほしいです。
「これでわかるだろう」と少しでも説明を省略すると、やはり不備のある説明が出来上がります。

細部に神が宿ります。

理想のショップ運営イメージ例

私が経験から考える、ショップ運営の理想例です。

SNS投稿では、ショップコンセプトに沿ったメッセージと、セール情報や入荷の速報性を加え、商品の宣伝投稿ではなく「情報共有寄りの投稿」にします。

サイト内のライティングを常に見直し、ユーザーの疑問に先回りして回答を用意している。

売り切れ商品ページの扱いにルールがあり、「再入荷のスケジュール」や「ページ削除」などの対応が定期的に行われている。

売れ筋商品を目立つ構成にする等、ユーザーが見るものに迷わない構成を心がけている。
ターゲット以外の人が見ても、見るものに迷わない構成ができているなら、成果につながるプロセスができている証拠です。

集客媒体の使い分け

ネットショップへの集客媒体は、SEO対策に限らず、複数の媒体を使い分けてることを意識してください。
ひとつの媒体に特化した運用は、アカウント停止リスクが高すぎるため、冗長化が基本となります。
例えば、Instagramのみで集客していた場合に、アカウント停止になった時点で、全ての集客導線を失うことになります。
Instagramを複数運用するのか、別のSNS広告を運用しておくか、キーワード広告か動画広告か、という保険をかけておきます。

オーナー自身のゴール設定

成功したあと、店長(自分)はどんなことをしているのか?と、ゴールの想像をリアルにしてください。

短期目標や中長期のゴールは、売り上げ数字でも作ると思います。

それとは別に、ショップを誰かに任せて自分は一線を退くのが理想なら、SOP(後述)を活用したマニュアル整備が不可欠です。

ショップを繁盛させた結果、自身の時間が取れず余暇がない状態で、精神的に疲弊するオーナーを見る機会も多いです。
そこで弊社では、単なるサイト改善だけでなく、オーナー個人の生活の充実を図ることを意識するようになりました。

仕事の奴隷になってはいけません。

【サイト改善】標準作業の手順書作り|SOP

最重要性仮説

CIAs Criticaly Important assumptions

どうして儲かっていくのか仮説を立てます。

仮説が思い込みでないことを、大雑把でもビジネス環境の分析から割り出しておきます。
さらにゴールの成功イメージを高めると、逆算的に何をしたらそうなったのか?をシミュレーションできます。

Amazonや楽天市場と戦う自覚を持つこと

ネットショップオーナーの多くは、Amazonや楽天市場と戦っている意識が低いです。

ユーザーはAmazonで商品を買えばいいのですし、楽天市場も便利です。

Amazon出店ショップですら、Amazonと戦っている意識が低いです。
Amazonは売れている商品を知っているのですから、プライベードブランドに反映してきます。

データからも、ネットショッピングユーザーの60%が、Amazonと楽天市場に押し寄せています。
男性がAmazon、女性が楽天市場での購入傾向があるといわれます。

さらにAmazonプライム会員は、9割がAmazonでしか買い物をしないです。
※私もプライム会員ですが、実際にハイブランド以外はAmazonでしか買い物をしません

しかし、Amazonでいい加減な商品を掴んでしまい、別ショップで安心して買い物をしたい人も多いのです。

例として、Amazonのレビューには不満がたくさんありますが、そのひとつを徹底的に解消するだけでも、ユーザー目線のショップが作れます。

アウトプットの大切さ

それぞれのネットショップに成長の段階があります。
各クライアントごとの作業スピードにも違いがあります。

ただ「ご自身でやると宣言したこと」は守っていただく必要があります。
未来の自分に借りを作らないで済む方法がそれしかありません。

目標を達成するために、目標を宣言する必要があり、誰かにそれをいう(SNSでもいい)必要があります。

自分の中だけで宣言しても、その効果は限定的です。
自分の外にアウトプットしないと意味がありません。

あくまでアウトプットが大切ですから、やってみて改善です。
売れたなら、もっと売れそうなので改善です。

初めて売れた時に伝えていること

ともかく売れているのは良いことです。

バカスカ売れはじめると「初心を忘れます」からお気をつけて。

この売れた日の「やることをやりきったから売れた」という事実(マーケティング・プロセス)を忘れ、広告だけで押せ押せになると、必ず大きなつまづきに出くわします。


ある日、弊社のクライアントが「ここ数日売れていないんです」とおっしゃいました。
売上を拝見したら、弊社でコンサルに入る前の売上の3倍程度は出てました。
この疑問のよいところは、売上数字に左右されずに、きっと改善点があると疑問を持ち続けていることにほかなりません。

買ってくれた人を見るのも大切ですが、「他の来店者は買っていない」のも真実です。

プロセス整理をすれば、もうひとりに売れます。

疑問として、2人買ってくれないのはなぜ?と考えるのが大切です。
全員似たユーザー属性のはずで、ライフスタイルも似ているはずなのに・・・。
なにかの想定が違っているのです。

売れた人の情報をよく見てください。
地域性か、年齢か、家族構成か、仕事か、何かが要因になって「そのタイミングで買った」のです。
ユーザーのことを知れば、もっとターゲットを絞った広告が打てます。

絞れば無駄な広告費が抑えられますし、広告費用が大きくなってもコンバージョンを上げられます。
分析が楽しみになりますね。

データでわかることとわからないこと

弊社では、データからしかユーザーのことがわかりません。

しかし、ユーザーがデータ通りに動かないことも4割程度あります。

そのあたりは経験からの戦術でカバーをしますが、全ての事象に無理やり理由をつけないのも大切です。

人間が常に合理的に行動するとは限りません。

人間が偶然が重なった事象にも、法則性を見出すのが得意です。

簡単にいうと、適当に理由をつけてしまうのがうまいともいえます。

この心理は、都市伝説や陰謀論などにも通じるところがあります。

ですから、わからないことはわからないとして処理することも大切なのです。

商品ページの理想を追求する

ページにきた人全員買うはずだ!」と、自信が持てる商品ページの理想がショップごとにあります。

正解がショップごとに存在するのです。

ショップオーナーが本を読んでもノウハウを学んでも、売れないショップがたくさん生まれる理由もここが原因になっています。

正解の形が、ショップごとに全く違うからです。

ECサイト(ネットショップ)サイト改善マニュアル

以下記事は、ECサイト(ネットショップ)サイト改善マニュアルから派生した記事になります。
CVR改善・集客改善に役立つ内容になっていますので、弊社へのご相談前に内容を確認してみてくださいませ。

注)当ページは、コンサル契約時にご説明している内容になります
コンサル契約時や契約後をイメージいただき、読み進めてください。

著者の紹介

合同会社ムジンケイカクプロ代表
クライアント様からはムジンと呼ばれています。
フリーランスとしては20年くらいIT業界をウロウロしています。
ネットショップ改善や作業支援、業務改善やマーケティングに関わるお仕事を請け負っています。
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